製品紹介

提供できる乾燥装置

コーティング後の乾燥は、プレ乾燥と本乾燥(硬化)の二つの工程に分かれることが一般的で、プレ乾燥と本乾燥で注意する機能の違いなど、コーティング装置専門メーカーならではの装置づくりに取り組んでおります。

乾燥方法もコート剤の特性により分かれ、弊社では「熱硬化型」と「UV(紫外線)硬化型」二つの乾燥(硬化)方法の実績が御座います。

それぞれ乾燥方法の違いによる装置のご紹介を致します。

プレ乾燥用のオーブンは、インラインとしてコーティング装置に組み込まれておりますので、こちらでの製品紹介は省かさせていただきます。

詳しくはお気軽にお問合せ下さい。

熱硬化型乾燥装置

バッチ式クリーンオーブン

コーティング後の乾燥に求められる必要な機能として、

1)クリーン(清浄度の高い)な対流であること

2)膜乱れが起きない風量であること

3)膜乱れが起きない対流であること

こちらの機能を有した本硬化用

バッチタイプの熱風循環式クリーンオーブン」です。

[基本仕様]

●温度:MAX150℃

●熱源:SUSヒータ

●ヒータ容量:6-12kW 切り替え式

●内寸:W1,000×D1,500×H1,750(mm)

●風量:高風量タイプブロワ

 但し、インバータによる風量調整式

●吹き出し口へ耐熱HEPA装備

●ヒータ室過昇温防止機能付き

※温度、内寸などはお客様のご要望に応じて変更可

※対流についてはワークサイズ、数量、置き方など詳細を

 お聞きして決定いたします。

[熱風循環式クリーンオーブン]

熱風循環式乾燥装置:中型

弊社は、乾燥装置専門メーカーとも協業しており、コーティング目的以外の用途にもご使用いただける乾燥設備の提供も可能です。

[特徴]

炭素繊維複合材(CFRP)を硬化されるため、

昇温と降温スピードを重視した仕様の装置です。

[基本仕様]

●温度:MAX200℃

●熱源:SUSヒータ

●内寸:W3,500×D4,000×H2,000(mm)

●対流:両側面吹出し天井部吸込み

●昇温スピード:10℃/min以上(無負荷)

●降温スピード:5℃/min以上(無負荷 80℃まで)

●温度プロファイル:200℃安定時±2.5℃(無負荷)

●物温測定ポート:24点

●真空ポンプ接続ポート付き

[熱風循環式乾燥装置]

熱風循環式乾燥装置:大型

[特徴]

温調分割システムの大型バッチ炉で、炉内容積54.6㎥:常用200℃まで30min昇温し、この時点での温度分布は200℃±4℃におさまり、更に30min経過の安定時プロファイル:±1.5℃を達成

※炉内無負荷、炉内16点を測定

[基本仕様]

●温度:MAX300℃

●熱源:SUSヒータ

●内寸:W3,500×D6,000×H2,600(mm)

●対流:両側面吹出し天井部吸込み

●昇温スピード:5℃/min以上(無負荷)

●降温スピード:5℃/min以上(無負荷 80℃まで)

●温度プロファイル:200℃安定時±1.5℃(無負荷)

 ※保証値では御座いません。

●物温測定ポート:16点

●扉昇降:自動シャッター

●真空ポンプ付き

[大型熱風循環式乾燥装置]

UV硬化型乾燥装置

光重合剤の含まれたコート剤での硬化には、UV(紫外線)硬化装置が必要となります。

協業先から製品の提供を受け、弊社で組込むスタイルをとっております。

UV硬化装置の基本構成

UV硬化装置の基本構成は、UVランプ・照射器・電源・冷却機器から構成されています。

用途、生産条件によっては、搬送装置やバッチ処理用の遮光ボックスなどと組み合わせて構成する場合もあります。

●UV硬化装置の構成ポイント

ここでは特にUVランプについてご紹介させていただきます。

●UVランプの選定:ランプ種類(波長)

UV硬化に使用されるランプは、大きく分けて高圧水銀ランプとメタルハライドランプの2種類があります。

硬化させる樹脂や塗料、接着剤の特性に合ったUVの波長を選びます。

[高圧水銀ランプ]

365nmを主波長とし、250nm、450nmなどに強いスペクトルを放射します。

クリアー系の塗料の硬化に適しています。

[メタルハライドランプ (Fe)]

200~450nmの範囲に連続したスペクトルを放射します。

顔料入りの厚膜塗料の硬化に適しています。

[メタルハライドランプ (Ga)]

400~450nm付近に強いスペクトルを放射します。

顔料入りの厚膜塗料の硬化に適しています。

●ランプ出力

UVランプの能力の大きさは、ランプ出力と呼ばれる総入力(W)を発行長(cm)で割ったW/cmという単位で表すことができます。

ワークの耐熱性、設置スペース、樹脂や塗料の特性などからランプ出力を選びます。

出力の小さいランプの方がワークへの熱影響は小さいですが、設置スペースは大きくなります。

発光長

[例] 入力6000W÷発行長500mm=ランプ出力120W/cm

●ランプ発行長

ランプを搬送方向に対して平行に設置する場合、有効照射幅は50mmが基準となります。

ランプを直角方向に設置する場合は、ランプの両端部は紫外線照度が低下しますので、ワークサイズより10%以上長い発光長のランプをご選定ください。

ただし、照射距離によって照度分布が異なりますので必要な照度が得られているかは確認が必要です。

直角方向

平行方向

実験用:ハンディタイプUV硬化装置

●クラス最小・最軽量

「どこにでも、誰にでも、手軽に硬化ができる」というコンセプトを目指しコンパクトとコストを追求したハンディタイプのUV硬化装置です。

必要となる現場に手軽に持ち運んで誰にでも簡単に使用できます。

●ハイパワーランプで高照度照射が可能

コンパクトながらランプ出力120W/cmを実現した紫外線ランプ。

1500Wクラスの紫外線ランプと同等レベルの高いUV照度で照射が可能です。

平均寿命は連続点灯で1,000時間と長くご使用できます。

●ピーク照度を重視した集光型ミラーを採用

高い紫外線照度を得ることができるピーク照度を重視した集光型ミラーを搭載しまた紫外線だけを効率よく反射させ、熱の原因となる赤外線を透過する特性のコールドミラーを採用しました。

[集光ミラーイメージ]

●ランプ選定

塗料の特性に応じて高圧水銀、メタルハライドのいずれかを選定していただきます。

※内容をお聞きして推奨も可能です。

[照射器・ランプ・電源BOX]

[照度データ]

※測定波長は、356nm 照度計ORC 使用環境によって値は異なります。

ユニットタイプUV硬化装置

●照射器について

照射器は紫外線硬化装置の心臓部であり、UVランプ・ランプミラー・シャッター機構・冷却機構などから構成されています。

外部へのUV光漏れを防止する役割も果たし、安全かつ効率的にUVの照射を行うための装置です。

[バリエーション]

※電源ユニットは別にあります。

単独タイプUV硬化装置

[卓上バッチタイプ]

ランプ出力が、80W/cmと120W/cmの2種類が選べる卓上バッチタイプの装置です。

[卓上コンベアタイプ]

ランプ出力が、80W/cmと120W/cmの2種類が選べる卓上バッチタイプの装置です。

ワークサイズやUV強度の条件などに合わせてカスタマイズの出来ますのでお気軽にお問合せ下さい。

〒113-0033 東京都文京区本郷二丁目22-3 MMCビル5F

TEL.03-3830-6858

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